・NHK朝ドラ「なつぞら」の天陽には、ある若くして他界したモデルがいる。画家・神田日勝さんです。
・奥原なつも、女性アニメーターの先駆け・奥山玲子さんで、その夫となる坂場一久にもモデルがいます。奥山と結婚した小田部羊一で仕事ぶりは高畑勲がモデルになっている。
・宮崎駿をモデルにしたのは、アニメーター神地航也だ。

 

後半にかけて失速気味という視聴者もいるが、このドラマは日本のアニメ史を描いてもいるのである。

NHKの朝ドラ「なつぞら」に登場してくる人物が、それぞれ実在した人物をモデルにして描かれているとのことです。その内容は、日本のアニメの始まりを描いています。
日本のアニメは、世界に誇れる文化です。そのアニメが生まれてきた時の状況が、とてもよくわかるように描かれています。
漫画から動画アニメになる時のようすも、民放のアニメでタイトルが想像できるものを使っていて、とても興味深く観ることができるドラマになっています。
その登場人物が、誰もが知っている人物をモデルにしているとのことで、さらに今後の展開に興味を持って観られると思います。
このドラマには、多くの実力のある役者がそろっているのですが、その出演者の中でも、主人公なつの義祖父の役を演じている草刈正雄が、一際光った演技を見せています。
アニメに出てくる頑固なおじいさんのような演技です。
今年起きた、京都アニメーションの不幸な事件があった時に、このような朝ドラが放映されることに、不思議な因縁を感じます。
これからアニメーターを目指す若い人にとっても、現在アニメに関わっている人にも、今後の励みになるような展開になってくれることを期待します。
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