こんにちは、都築寛史です。

 

・埼玉県桶川市で1999年、大学生の猪野詩織さんがストーカー被害の末に殺害された「桶川ストーカー殺人事件」から今年で20年になります。
・ストーカーという言葉が広まり、法整備のきっかけにもなった事件を振り返るとき、遺族は「娘は3度殺された」と強調します。
・犯人だけでなく、2度目は警察に、3度目はマスコミに殺されました。

ストーカーという言葉が広まり、法整備のきっかけにもなった事件を振り返るとき、遺族は「娘は3度殺された」と強調する。犯人だけでなく、2度目は警察に、3度目はマスコミに―。

埼玉県桶川市で1999年、大学生の猪野詩織さんがストーカー被害の末に殺害された「桶川ストーカー殺人事件」から今年で20年になります。ストーカーという言葉が広まり、法整備のきっかけにもなったこの事件を振り返るとき、遺族は「娘は3度殺された」と強調します。
犯人だけでなく、詩織さんが警察に提出した名誉毀損容疑の告訴状を、被害届に見せかけるため、署員が調書の「告訴」を「届出」に改ざんしたこと。また事件後の約3カ月間、朝から晩まで自宅の周りを報道陣が取り囲んで取材が過熱し、まるで詩織さんに非があるかのような事実と異なる報道があふれたことだそうです。
被害者とその遺族の気持ちを全く無視している警察とマスコミの対応は、その後反省して改善されているのでしょうか。
大切なことは、事件の真相を知りたがる野次馬の大衆ではなく、被害者と遺族の人権がどこまで守られているかだと思います。
何よりも最初に被害者と遺族のことを考えてあげるのが、人間としても当然の行動だと思います。
ストーカー事件は、いつまでもなくなりません。その事件を防ぐことも必要なことですし、また起きてしまった時の対応を、2度と間違えないようにしなければいけません。

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