
こんにちは、都築寛史です。
・セシルマクビーは王道のギャルブランドとして人気を集めましたが、近年は「ギャル」という言葉にネガティブな印象もあって、2017年にコンセプトを「モテ服No.1」に刷新しました。
・ヘルシーな肌見せスタイルやゴージャスなイメージとのギャップが埋まらず、ブランドコンセプトがぼやけてしまったため、再度新生セシルマクビーとしてリブランディングすることを決めたそうです。
・近年、ギャルブームが再燃しているという見方もありますが、セシルマクビーでは過去のギャルファッションを踏襲ではなく、現代の女性が着やすいようにアレンジを加えたアイテムを展開するそうです。
「セシルマクビー(CECIL McBEE)」が2019年秋冬シーズンにリブランディングする。新たなコンセプトに「今の私にちょうどいい」を掲げ、トレンドを取り入れながら等身大の女性たちに共感してもらえるようなブランドを目指すという。
2019年秋冬シーズンにセシルマクビーがリブランディングします。ギャルブランドとして人気でしたが、近年はギャルという言葉にネガティブな印象があり、2017年にコンセプトをモテ服No.1に刷新しました。ターゲットを今までの20代前半から19歳に引き下げ、キーとなるカラーをブラックとホワイトからホワイトとピンクに変えて、トレンドを反映したモテ服を展開していました。しかし、今までのヘルシーな肌見せスタイルやゴージャスなイメージとのギャップを解消できず、ブランドコンセプトが曖昧になり、再度、新たなリブランディングすることを決めたそうです。
ファッション業界の低迷を顕著に表しているようで、ブランディングが短い間に何度も変更にしています。
ファッションブランドは、好みが変わるユーザーに受け入れられなくてはいけないので、変更していくことはあることだと思いますが、基本コンセプトがぶれてしまうと厳しいのではないでしょうか。
また、ファッション業界の不景気も追い打ちも影響しているのでしょう。
今後、当分の間、大変な時期になるのかもしれませんが、新しいブランディングが成功することを期待します。