■年齢別イヤイヤ期の接し方は?
イヤイヤ期とひと口に言っても、子どもの年齢によってイヤイヤの原因も違ってきます。そのため、接し方も子どもの年齢に応じて変える必要があります。それでは年齢別イヤイヤ期の接し方を見ていきましょう。
・1歳児は気分が落ち着くまで待つ
1歳児は、だんだんと自分の意思がしっかりしてくる時期です。まだ言葉もうまく話せないので、言いたいことが相手に伝わらないこともイヤイヤを引き起こす原因になりがち。ママも何を言っているのか分からず、ただイヤイヤと暴れる我が子にイライラしてしまうことも多いでしょう。そんな1歳児のイヤイヤ期の対処法は、「気が済むまで待つ」です。1歳児は自分のペースを乱されるだけでもイヤイヤになりがち。子どもの気持ちが落ち着くまで待つことができればそれがベストです。イヤイヤが始まることも見越して、すべての予定は時間に余裕を持つことも大切。時間に余裕があれば、ママも子どものペースに合わせてあげやすいでしょう。
・2歳児は他のことに気をそらせる
2歳児は、1歳のころよりもいろいろなものに興味が出てくる時期です。そのため「あれやりたい!」「あそこにいきたい!」などの欲求も多く出てきます。そしてその欲求を通したいがためにイヤイヤになってしまうのも、イヤイヤ期あるあるです。そんなときは、「あっ、ここ見てごらん、虫さんがいるよ!」など、全然違う話題を持ちかけて他のことに気をそらせるのがおすすめ。いろんなものに興味を持つ2歳児の特徴を逆手にとって、イヤイヤ期を乗り切りましょう!
3歳児は言葉も上手になり、大人ともスムーズに会話ができるようになってきます。2歳以前の「伝わらない」という原因でのイヤイヤは減ってきます。会話が成り立つ3歳児のイヤイヤの対処法は、「交渉する」ことです。「これはできないけど、○○ならできるよ」「あと1回だけしたら、おしまいね」と選択肢やルールを設けることで、すんなり受け入れてくれることも!それでもダメなら、「あと何回でおわりにする?」と自分で決めさせるなどで対応しましょう。それで子どもが納得してくれたら、イヤイヤも回避できるでしょう。
どうしてもイヤイヤがおさまらない!というときは、状況を少し変えてみては?母親がダメなら父親に対応してもらうのもひとつの手段です。ママだと手がつけられないほどだったのに、パパに代わってもらったら案外すんなり落ち着いてくれることもあるのです。重要なのは「子どもの気分も変えてあげる」ということ。逆にパパがダメならママなど、少し状況や環境を変えてみましょう。
■他の接し方も試してみよう
原因を理解して対処しようとしても、一筋縄ではいかないのがイヤイヤ期です。同じ接し方ばかりしてしまうと効果が薄れてしまい、いつもの手がきかない!ということも出てくると思います。ときには他の方法を試すなどして、子どもの気持ちをイヤイヤから遠ざけましょう。
・子どものやりたいことに共感する
イヤイヤ期は「ママに分かってもらえない」というのも原因のひとつ。ママに「○○がしたかったんだね~」「○○が嫌なんだね~」と自分の気持ちを受け止めてもらえると、子どもはママに理解してもらえた安心感を持つことができます。イヤイヤが始まったら、子どものやりたかったことに共感してあげるようにすると、次第に落ち着いてくれることがあります。子どもの気持ちを否定せず、まずは肯定してあげることも大切です。
・「ダメ」だけで終わらせない
子どもはただ「ダメ」と言われただけでは納得してくれません。ルールや常識がまだ曖昧な子どもだからこそ、「こういう理由があるからダメなのよ」と説明してあげる必要があります。さらに年齢が大きくなるにつれて「約束を守る」ということを覚えさせるためにも、ママと子どもの間でのルールや約束などの決めことを作ることをおすすめします。
・イヤイヤの嵐が過ぎるのを待つ
説明してあげたからと言って素直に「はい分かったよ」とならないのもイヤイヤ期の特徴のひとつ。ママが何かしたり、何か言ったりするたびにイヤイヤがひどくなり最終的に手がつけられない…なんていうこともよくあります。こんなときには、イヤイヤの嵐がおさまるまで放っておくのもひとつの手です。安全が確保されている場所であれば、離れてもOK。ママが離れることで、一度気分を落ち着かせましょう。
■イヤイヤ期にNGな接し方
イヤイヤ期にやってしまいがちな、NGな接し方についても見ていきましょう。
・子どもに対して感情的になる
子どもにずっとイヤイヤを続けられると、親もイライラしてしまいます。しかし感情的になってつい怒鳴ってしまったり、否定的な言葉を言ったりするのは子どものためによくありません。そうされると子どもは自分自身を否定されたような気持ちになってしまい、自己肯定感を低下させてしまうことも。感情的になりそうなときには、少し離れるなどして一旦親も落ち着いた方がいいでしょう。
・「できないからやらせない」と決めつける
「どうせできないからやらせない」というのは、NGな対処法です。子どもの成長段階で「できないことに挑戦する」というプロセスと、「できないことができた!」というプロセスはとても大事。その機会を最初から奪ってしまうのは、子どもの成長を妨げるということにも繋がりかねません。うまくできずにイヤイヤが始まってしまうこともあると思いますが、できる限り子どもの「やりたい!」という気持ちを汲んであげることも大切なのです。
・「できて当たり前」と思う
「できないから」と決めつけるのもダメですが、「できて当たり前」と決めつけるのもいけません。「なんでできないの?」とイライラしてしまうこともあると思いますが、何ごともまだ完璧にできる年齢ではないのです。できないことに着目するのではなく、たとえいつものことでも「できたこと」を取り上げて褒めるようにしましょう。褒められると子どももうれしいので、「次もやろう!」と思ってくれます。
・時間に余裕を持たせない
時間に余裕がないと、どうしてもママが子どもに「ダメ」ということが増えてしまいます。「あれもダメこれもダメ」と言われると、当然子どもはおもしろくありません。そうなるとイヤイヤが発動されるのも時間の問題です。想定しているよりも長く時間がかかると思って、事前に時間に余裕を持たせることでイヤイヤが回避できることもあります。時間の余裕は心の余裕と思って、余裕のあるスケジューリングをしましょう。
■イヤイヤ期は成長過程の一部
ママにとって壮絶なイヤイヤ期も、子どもの大切な成長過程の一部です。過ぎてしまえば、「こんな時期もあったなぁ」と懐かしくなるもの。いつかは終わってしまうものなので、今しかないイヤイヤ期と上手につき合っていきましょう!
引用元
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4119243
自分もこの年代の時は、そんな感じだったのかなと思う部分が多々あるかもしれないです。