SNSの利用者にとって「認証アカウント」を得ることはある種のステータスシンボルだ。フェイスブックやツイッター、インスタグラムの認証アカウントには、特別なアイコンが表示されるため、閲覧数やフォロワー数の増加にもつながりやすい。

また、インフルエンサーにとって、認証アカウントの取得は広告主の獲得につながるため、何としてでも手に入れたいと思う人も多い。ただし、そんな人々をターゲットに詐欺行為を行うサイバー犯罪者がいることは、知っておきたい。

インフルエンサーマーケティングを手がける「Viral Nation」のTravis Hawleyが、被害の実態をレポートしている。かつて米国家安全保障局(NSA)に勤務したHawleyは、過去の経験に基づいてリサーチを行った。

プロバスケ選手のレブロン・ジェームズのインスタグラムの投稿のコメント欄に、不審な投稿があるのを見つけた彼は、潜入調査を実施した。Hawleyが発見したのは「認証バッジが欲しい人はDMで連絡を。支払いはペイパル限定」といった内容のコメントだ。これらの投稿は認証バッジつきのアカウントから書き込まれていたという。

さらに、ストーリーには「インスタグラム認証サービス」というタイトルの写真が投稿されており、450ドルを払えば認証を与えると宣伝していたという。また、支払いにはアマゾンのギフトカードや仮想通貨が利用可能で、仮想通貨の場合は150ドルが割引になると告知していた。

認証にかかる時間は45分から60分とされていたが、この話は全くの詐欺だという。

Hawleyはテストとして、いくつかのアカウントに連絡を取り、支払いを行ってみたが、認証は受けられなかった。個人間送金サービスの「Zelle」を利用させるアカウントもあったが、送金をしても「支払いが確認できない」と主張し、抗議を重ねると連絡を絶ち、インスタグラムだけでなくワッツアップでも彼をブロックして、金を持ち逃げしたという。

彼らが仮想通貨やZelleの利用を迫るのは「身元を隠して逃げきるためだ」とHawleyは話した。

代金と引き換えに認証バッジを提供すると騙るサービスは全て詐欺だ。しかし、一部のインフルエンサー志望者は、どうしても認証を手に入れたいと願い、これらの詐欺行為の犠牲になってしまう。

犯罪者たちは違法な手段で認証アカウントを手に入れているようだ。「詳細は把握できないが、彼らは既に認証済みのアカウントをハッキングして手に入れている。その後、アカウント名を変え、投稿を削除して詐欺行為を行っている」

念のため再度伝えておくと、インスタグラムの認証バッジを購入することは出来ない。そのような話を持ちかけるアカウントを発見したら、速やかに通報し、無視するべきだ。

 

引用元

https://forbesjapan.com/articles/detail/26728

アカウント詐欺なんてあるんですね。

結構まずいですね。

 

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