ITなどの普及により多様化した働き方がメディアでも注目されるようになった。IT企業では特に社員でありながら在宅勤務の機会を提供している会社も多い。このような働き方改革が導入される理由は、企業の生産性の向上を目指しながらなおかつ社員のプライベートな時間を尊重することにある。

そのなかでもペットとの私生活の時間に大きな理解を示す企業が増えている。アメリカのアマゾンやグーグルのオフィス環境は、自宅で動物と暮らしている人たちにとって理想的であると知られる。それは、ペット同伴で出勤できることだ。このような取り組みを行っている企業は海外には少なくなく、ただ単純に会社オーナーが動物好きというだけではない。それらの企業は、最新の科学的研究結果に基づき、社員の精神健康などを考慮し、このようなプログラムを導入している。

◆6000匹の犬が出社するアマゾン
動物は盲導犬などの身体障害者補助犬でさえ入場禁止の場所がある。しかし家に長時間留守番させているペットのことを心配せずに仕事に取り組めるように計らっている企業も欧米には少なくない。なかでも、アマゾンやペットフードメーカーのネスレピュリナはペット同伴での出勤環境が完璧に整っている企業として知られる。アマゾンのシアトル本社には日々6,000匹の犬が飼い主と一緒に出勤していると同社のブログで述べている。

きっかけは、アマゾンの創業間もない頃に一夫婦がペットのウェルシュコギーのラフスを会社に連れてきたことだ。ラフスは社員の心を癒し、同社ウェブサイトへのファンを増やした功績から、ラフスの名前をつけた建物まで誕生している。そのほか、犬のリードのいらない散歩エリアや同社の17階には犬専用バルコニーまで備え付けられている。

◆ペット同伴を猛プッシュするペット関連企業
ペットフードメーカーのネスレピュリナは『Pet at Work』という啓蒙活動を世界的に行っている。ペットの社内での存在が企業そして人材の成長を促すことをアピールし、ペットフレンドリーな環境構築を企業に呼びかけている。ピュリナニュージーランドの本社では2001年からペット同伴の出社プログラムを導入している。

同業のマースでもペットケア事業部で「ペットのためのより良い世界(A Better World for Pets)」というビジョンを掲げている。それを実現する施策の一つとして犬・猫と一緒に過ごすことのできるオフィスを強く推奨している。

◆科学的リサーチが証明する動物の力
中央ミシガン大学では、犬がいる会社といない会社での社員の態度などについて研究が行われた。その結果、犬が1匹いるオフィスで働いている社員は協力的であり、コミュニケーションもとれ親しみやすいことがわかった(CNBC)。

ニュージーランドでは2016年から被雇用者のストレスレベルが22.9%上昇している。ある調査では、被雇用者のうち63%がペット同伴での出勤を希望していることがわかった(NZBusiness Magazine)。

マイアミで障害者独立支援団体の訴訟担当ディレクターを務める弁護士のディーツ夫妻は飼い犬とともに出勤している。ディーツ氏は訴訟などで疲れて会社に戻ったときに犬が喜んで出迎えてくれると心が穏やかになるとマイアミ・ヘラルド紙のインタビューに答えている。

ストレスが心身の健康を大きく左右することは長年の研究機関の研究でも証明されている。仕事のストレスは世界でも問題視されているなか、社内に動物がいることで社員の心身健康が改善することが徐々に認知されてきている。動物の種類によっては、飼い主が近くにいないと分離不安症になることもわかっている。人と動物の共存から得られる精神健康や仕事への向上心、組織団結性などさまざまなメリットについて、企業が理解を示すことが期待されている。

 

引用元

https://newsphere.jp/business/20181020-1/

これは素晴らしいですね。一見何だこれと思いますが、飼い主やペットに対して、ストレスがないですね。

愛犬が居たら仕事も捗りそうですね。

 

 

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