・ほとんどの親は、親であることに甘えています。なぜなら、親は圧倒的な権力者だからです。それに対して、子どもは弱い存在です。
・世間では、様々なハラスメントが問題になっていますが、実は親から子どもへのハラスメントがいちばん多く、しかも深刻です。
・大人同士では言えないひどい言葉は、子どもにも言ってはいけないのです。

 

すべての親は、自分が圧倒的な権力者であることを自覚し、1人の人間としてのあり方に立ち返ってほしいと思います。

ほとんどの親が子供を叱るときに、自分を棚に上げています。また、親は子供が自分の所有物のような言い方をしています。そんな親を子供は見ています。
親が子供を叱るのは、子供に対して期待が大きいから、子供に幸せになって欲しいから、そんな気持ちから発してしまう言葉がほとんどです。親の子供を思う気持ちは、理解できます。
しかし、それは自分の期待に応えてくれない子供に向かって、怒っているのではないでしょうか。決して子供を叱ってはいないと思います。
怒った気持ちで発する言葉は、相手に伝わることはありません。それは大人同士の関係と同じです。頭に血が上って発する言葉は、相手に剣を突き出していることなのです。
子供は人生の経験が少ないので、沢山間違えることがあります。それは当然の事です。
その間違いを叱責するのではなく、何故そのようなことをするのかを話し合えばいいのです。もしかすると子供なりの理由があるかもしれません。
片付けができなかったのは、やらなければいけないことがあって、片付けをする時間がなかったのかもしれません。そういった事情を聴いてあげて、その上で、やるべきことを教えてあげれば、子供も耳を傾けてくれるでしょう。また、子供の性格を把握することも出来ます。そして、親も間違った理不尽なことを言ってしまうことも減るでしょう。
親も、ずっと親だったわけでなく、何年か前は子供だったのですから、子供の気持ちは間違いなく察しがつくはずです。
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