セルフ式うどん店「丸亀製麺」などを展開するトリドールホールディングス(HD、神戸市中央区)が来春、ハワイで入社式をする。250人の新入社員を連れていくコストは半端ないが、担当者は「優秀な人材を集めるため」と意に介さない。学生優位の売り手市場で人材争奪が激化する中、差別化して注目を集める狙いがある。ユニークな入社式を続けて名物化した事例は各地にみられる。(三島大一郎)

青い空。サーフボードを手に海を眺める男たち。写真には「行くぞ、世界。2019年、ハワイで入社式。」の文字。トリドールHDが作製した来春の入社式の案内だ。

同社は16年から、入社式を海外で実施。ハワイ、台湾、香港・マカオと続き、19年は再びハワイで催す。4泊6日の予定だ。

楽しませることが目的ではない。丸亀製麺のワイキキ店は初の海外店舗で、売上高は国内外約1580店の中で1位。同店や他社の人気店を視察し、世界を舞台に成長を目指す企業であることを意識付ける。

前回ハワイに行った16年の新入社員は大卒と高卒合わせて約70人。19年は約250人を採用予定で費用は大幅に増える。同社は25年までに国内2千店、海外4千店を目標に掲げており、「スピード感を持って店を増やすには人材がいる。まず会社に興味を持ってもらわないと」と狙いを語る。

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研修を兼ねたユニークな「靴磨き入社式」で名をはせるのは、靴用品メーカー「コロンブス」(東京)。新入社員が先輩から靴磨きの手順を教わり、先輩の靴を磨く。入社初日から自社製品に触れる機会をつくり、社員同士の交流を深める。それが45年以上前に始めた当初の目的だったとみられるが、いつしかメディアに取り上げられる頻度が増した。担当者は「学生らへのPR効果が大きい。今後も続けていく」と手応えを語る。

三重県鳥羽市の鳥羽水族館は06年から、一風変わった「水中入社式」を続けている。潜水士の資格を持つ新入社員がウエットスーツの上にスーツを重ね着し、大型水槽の中へ。辞令を受け取ったり、記念に贈られたスポンジで掃除をしたりする。年々注目度が高まっているといい、担当者は「水族館の名を広く知ってもらうきっかけになっている」と話す。こちらは入館者数増にもつなげようという一石二鳥の作戦だ。

【トリドールホールディングス】セルフ式うどん店「丸亀製麺」をはじめ、焼きそば専門店「長田本庄軒」やとんかつ店などを出店する外食チェーン。国内外に1575店舗(7月末時点)を展開する。神戸市長田区出身の粟田貴也社長が1985年、加古川市内に焼き鳥店「トリドール三番館」を創業。2000年から丸亀製麺を主力に多店舗化を進め急成長した。本社は神戸市中央区。社員数は3811人(3月末現在)。18年3月期の売上高は1165億円。

 

引用元

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kobe/business/kobe-20181010010

ハワイで入社式はかなりユニークですね。

アメで就活生を釣り上げる作戦ですね。

実に面白いですね。

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