仕事柄、学生に就職活動体験談を聞かせてもらう機会が多いのですが、学生との会話の中で「練習のために受けた企業…」というフレーズを聞くことがよくあります。売り手市場といわれているとはいえ、初めての就活でいきなり志望度の高い本命企業の選考を受けるのは自信がない。そこで面接練習のために受けるということで、本命に落ちたら入社する可能性のある「滑り止め」企業とはまた違った位置づけです。

今年活動をした、キャリタス就活のモニター学生を対象に調べてみると、6割以上が「練習企業」を設けていました。練習企業で面接を受けたことのある学生にその比率を聞くと、選考を受けた企業の2割強を占めていました。10社受けるとすると、そのうちの2~3社は練習のためということになります。

 実際、学生たちに聞いてみると「先輩から、自分の自己PRが通用するかを練習企業で試して、ブラッシュアップしてから本命企業を受けたほうがいいとアドバイスされた」と、先輩からの「知恵」として受け継がれている様子です。

「最初は緊張して言いたいことも言えず、失敗したと思うことが多かったが、あまり志望度の高くない企業で練習を重ねることで、面接慣れすることができた。おかげで第1志望の企業の内定が取れた」のように、効果を実感する学生もいました。

練習のために受けた企業から内定が出るケースも少なくありません。「第1志望だと言って内定をもらったので、辞退するときは気まずかった」「ほかの人もやっていることだからと割り切るしかなかった」。企業には申し訳ないけれど、背に腹はかえられないという気持ちもうなずけます。企業の中には「模擬面接会(面接練習会)」を開く例もあり、練習台でもいいから受けに来て、という苦しい本音も垣間見えます。

本命に内定が出たとなれば、先に内定を得ていた練習や滑り止め企業の内定は辞退することになります。こうした就活スタイルへの賛否は立場によって分かれると思いますが、少なくとも入社するつもりのない企業の内定が長期間キープされるような事態だけは生じないようにしたいものです。

 

引用元

https://www.sankei.com/life/news/181017/lif1810170020-n1.html

今の時代いきたい会社に行く前に企業で面接の練習するのですね。

会社は練習に付き合うために面接わけではないのに、、、なんとも言えないですね。

 

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