梅干しでここまで見事な塩の結晶できるとは

違和感がすごい!? 梅干しの写真が大人気
タンスの奥や引き出しの中から、放置したままにしていた何かが出てきた経験はないだろうか?
忘れていたへそくりでも発見したらちょっと嬉しくなってしまうが、今、Twitterに投稿されたとんでもない“掘り出し物”に、ユーザーがざわついている。
それが、こちら。
梅干しから、にょっきりと生えた水晶!?
キッチリと角が立った四角い形に、透き通った色はまるで宝石だが……この結晶の正体は、塩。
果肉にざっくり突き刺さっているようにも、ディスプレイ用の台座に乗っているようにも見える。
「梅干しでここまで見事な塩の結晶できるとは」と投稿者の のぎ(@nogi_z)さんも驚く見事な結晶。
梅干しの柔らかそうな果肉と、硬そうな結晶のなんとも言えない違和感に落ち着かないが、Twitterでは人気が爆発。
「なんだこの発掘感…」「綺麗、指輪にしたい!」と感動の声のほか、「いい塩梅ですね」などの大喜利コメントも寄せられ、投稿から2日経った19日現在、3万回を超えるリツイート、10万件を超える「いいね」がついている。
写真に収めた後もついつい大事に取っておきたくなるような“いい塩梅”だが、一体どうしてこんなことに?そして、気になるお味は?投稿者ののぎさんにお話を聞いてみた。
家族が漬けていた10年以上前のもの
――見事な結晶付き梅干し、どうやって発見した?
梅干しは家族が漬けていた10年以上前のものなんですが、出来上がりがいまいちだったらしく放置したまま忘れてたそうです。
今回、いつも食べている漬け物がなくなったので戸棚の奥を探ったところ発見しました。なので、結晶が育った経緯はまったくわかりません。
写真を撮ったのは、今まで見た中で一番大きくきれいな結晶にテンションがあがったからです。
――発見した時の感想は…
「塩化ナトリウムでもこんな石みたいな結晶になるんだ…」ですね。
のぎさんによると、この梅干しは自家製の10年物。長い間放置されているうちに、自然とこのような結晶ができたのだという。
写真を撮る際には全く手を加えていないということで、自然の神秘すら感じてしまいそうだ。
“奇跡の一粒” 気になるお味は?
――一緒に保存されていた梅干しにも綺麗な結晶ができていた?
他の梅干しにも出来てましたが、これが一番大きくきれいでした。なので、ここまできれいな形の結晶を見たのは初めてです。
梅の実を塩に漬け、その後天日干しにして作る梅干し。
水分が抜けると梅に染み込み切れなかった塩が表面に出てくることがあり、天日干しにする工程や保存中に塩の結晶が現れ、実が白くなる様子はよく見られるようで、Twitterには「我が家の梅干しにもありました!」との報告がいくつか上がっていたものの、「5mmくらいのものなら見たことある」「こんなに状態良くない」など、やはり驚きの声が多かった。
奇跡的にできた1.5cmほどの結晶は「薄氷をそぐ感じで、気持ちいいくらいぱさっと剥がれました」と言うのぎさん。では、奇跡の一粒のお味は?
――梅干しのお味はいかがでしたか?
なんかぱさぱさしててしょっぱくて、皮だけ分厚かったです。なんとなく貴醸酒の風味がありました。
――奇跡の梅干し、大きな反響がありましたが…
えらく反応があって、みんな梅干し大好きだなあと思いました。
肝心のお味は、水分が抜けすぎたのか、立派な結晶においしさも持っていかれてしまったのか、あまりおいしくなかったそう。
Twitterでも「不味かったです…」「味はもうミイラでした…」とがっかり気味のコメントを呟いていたが、一方で「なんとなく貴醸酒(甘口の日本酒)の風味があった」そうで、じっくり寝かされた貴重な味わいではあったようだ。
では、奇跡の結晶は今どこに?と聞いてみたところ、「観察したいな、と…」とのことで、手元に保存してあるそうだ。
10年越しの、思いがけないサプライズ。
もしかしたら、ご家庭の戸棚の奥にも同じような驚きが隠されているかもしれない。年末の大掃除の際はぜひ隅々まで、宝探しをしてみてほしい。
引用元
https://www.fnn.jp/posts/00401970HDK
この梅干し凄いですね。こんなにも塩の結晶があったなんて、凄いものですね。
また、どんなふうに保存しとけばこんなふうに出来るのかも疑問ですね。