StudyWalker読者のみなさま、こんにちは。Shinと申します。ぼくは、普段とある外資系コンサルティングファームでマネージャとしてサラリーマンをしています。
コンサルティングファームでは、社内外問わずプレゼンをする機会が大変多いのですが、ぼくは最初、プレゼンが大変苦手でした。
最初のプレゼンでは、頭は真っ白、手が震え、何も伝わらなかった
ぼくの最初のプレゼンテーションは、上司に向けたものでした。たくさん人がいるわけでもなく、お客様相手でもない。大して高いハードルではありません。
しかし、それでもぼくはとにかく緊張しきってしまい、頭が真っ白になりました。手も震えますし、目は泳ぎ、背中には冷や汗が滝のように流れていました。そんな状態で、ぼくが今までやってきた内容を正確に伝えることができるはずがありません。
上司からは「何もわからないんだけど……もう一度整理してから持ってきてくれる?」といわれてしまい、とても悔しく、悲しかったことを覚えています。
その後も、私のプレゼンはお世辞にもうまいとはいえませんでした。上司や先輩も、私にプレゼンを任せるのがとても不安な様子で、それもいたくプライドを傷つけられました。
そこから、プレゼンに関するいろんな書籍を読んだり、動画を見て学んだりし続け、仕事の中で実践し続けました。その結果、今では50名の人を前にして、2時間以上話し続けることもできるようになったのです。
プレゼンに関して、細かいことを言えばキリがないのですが、今回はまずおさえておくべきシンプルな3つのコツについてお伝えします。
コツその1:とにかく声を張れ!
まず、ひとつ目のコツは、「声を張ること」です。
プレゼンは、資料のきれいさや内容はもちろん大事なのですが、それ以上に外見や声質の印象によって大きく左右されます。いくらコンテンツがすばらしくても、プレゼンターがボソボソしゃべっていたら、伝わるものも伝わりません。
実際に声に出して比較してみてください。
「本日は、金融業界におけるクラウド導入トレンドについて話します」という一文を、ぼそぼそと小さい声で話してみて、その後に声を張って読んでみてください。ただ声の大きさが違うだけなのに、受ける印象はまったく違いますよね。
スキルでもなんでもない単純なコツです。まずは「大きな声を出す」、それだけで「あれ、あいつプレゼンうまくなったな!?」と思ってもらえるのです。
コツその2:“動き”をつけろ!
プレゼンテーションをするときに、プロジェクターにパワーポイントの資料を映し、自分はパソコンが置いてある机の側から一歩も動かない人がいます。まるで「あなたはそこから動いてはいけません」と言われたかのように、ほとんど動きがなくパワーポイントの資料を読み上げるだけの人もいます。
人間は「動物」です。動くことがスタンダードな状態であり、硬直しているのは不自然です。動物園に行って、まったく動かない動物をわざわざ見る人がいるでしょうか。活発に動いている動物のほうが魅力的に感じますよね。
プレゼンテーションも同様です。固まって淡々とパワーポイント資料を読み上げるようなプレゼンテーションを楽しく聞くのは至難のワザです。
身振り手振りをたくさんつけましょう。また、会場中を歩き回って出席者とコミュニケーションをとりましょう。動きがふんだんにあるプレゼンテーションは楽しいです。居眠りをする出席者もほとんどいなくなるでしょう。
コツその3:3秒ずつ出席者の目を見ろ!
人前で話すことに慣れている人でも、「人の目を見ること」が完璧にできている人は少ないです。話す内容を思い出そうと上を向いたり、自信なさそうに下を向いたりしてしまいます。
「このプレゼンは凄い!」という動画を見て欲しいのですが、みな目が出席者を向いています。目が泳いだり、不自然に上を向いたりしていません。日常会話を思い出して欲しいのですが、「この人は好感がもてるな」という人は常に目を見て話してくれています。
キョロキョロしていたり、ずっと下を向いたりしている人の話の内容は、あまりアタマに入ってきませんよね。
加えて「目があったら3秒見る」ことも大事です。目があってすぐにそらしてしまうと、「この人は自信がないのかな」と思われてしまいます。キョロキョロせずに参加者の目を見ること。そして、目があったら3秒見続けること。シンプルかつ非常に強力なコツです。
楽しく元気にプレゼンをしよう
プレゼンには細かいコツがいくつもありますが、まずは今回ご紹介した3つをできるようにしてください。「声を張る」「動きをつける」「出席者の目を見る」ですね。
そして何より、プレゼンを楽しんでください。プレゼンは、自分の今までの成果を、ほかの人が時間を割いて聞いてくれる非常にすばらしいパフォーマンスの場所です。今までの成果を、楽しく笑顔で大きな声でぶつけてみてください。それができると、「あいつ、あんなにプレゼンうまかったっけ!?」と驚かれることになりますよ。
引用元
https://news.walkerplus.com/article/159878/
プレゼン能力は人によってそれぞれですよね。確かに動きを出すのは良いのかもしれません。
今度こっそりやって見ようと思います。